ほんたねの雑記ブログ

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映画「木屋町DARUMA」

映画「木屋町DARUMA

「究極のタブーが描かれた超問題作!この生き様を直視できるか!」

~あらすじ~

かつて京都木屋町を牛耳る組織を束ねていた勝浦茂雄は5年前のある事件で四肢を失った。今ではハンデのある躰で債務者の家に乗り込み、嫌がらせをして回収する捨て身の取立て稼業で生計を立てる。

仲間の古澤から世話を命ぜられた坂本の助けを借り、次々仕事をこなす勝浦。そこに真崎という家族への追い込みの仕事が入る。

その家族は、勝浦を裏切り、金と麻薬を持ち逃げした元部下・サトシの知人だった。勝浦は責任を取り、今の躰になったのだが、事件に疑問を感じた坂本が過去を嗅ぎ回り始める。

人生が毀れゆく債務者を見つめながら薄汚い闇社会でもがく勝浦と坂本は、5年前のある真実を知ってしまうofficial HPより)

 

 

これは、リアルタイムで映画館で見たかった!

 

あらすじを見れば分かる通りかなりショッキングな作品。

裏社会×障害者

これだけでもかなりの問題作になるんだろうけど、それに加えて視覚的な要素勝浦(遠藤憲一)の姿。

物語序盤から新井家での取立ての場面があるが、そこでの勝浦の振る舞い。床を這いずりまわりながら債務者に詰め寄ったり、友里(武田梨菜)の股に頭を埋めて首元舐めたり、挙句に尿便の始末を要求としょっぱなからエグい!

とにかくエンケンさんの演技に尽きる。CGを使うとはいえ、この四肢での動きの表現、ご飯食べるシーンの迫力。躰が躰だからこそ演技の制限がある中で表情の出し方など難しい役だと思う。そして武田さんの演技も。普通の女子高生が酷い風俗におとされて廃人になっていく様がもう。

他にもキャストが豪華で、公開できるのか分からない作品だったとは思えない。

 

物語はテンポよく進み、分かりやすい。ただとにかく救いがない。私はそういうの割と好きだけど、ダメな人には本当に受け付けられないと思う。でも配給少ないのが勿体無い作品なので、ちょっとでも興味を持ったら是非見て欲しい映画です。