ほんたねの雑記ブログ

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映画「ビジターQ」の感想(ネタバレあり)

「ビジターQ」

2001年。監督:三池崇史


 三池作品の中でもカルトな人気を誇る?この作品。気になったので見てみた。

地方なので、リアル店舗では買えない借りれないこういったマイナーな作品も、ネットで購入やレンタルができるんだから良い時代だなぁ。

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あらすじ

ニュースキャスターの山崎(遠藤憲一)。彼の家庭は崩壊しており、娘(不二子)は家出に援交、息子はいじめられ家では家庭内暴力、妻(内田春菊)は息子の暴力を受け体は傷だらけな上に売春にクスリにという状態。

ある日、山崎は謎の男(渡辺一志)に頭を殴られる。その男が山崎家に居つくことになり

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(以下、ネタバレ含む)

一家崩壊した山崎家が再生して行く様が描かれているが、とにかくカオス!(褒めてる)

そして家族皆おかしい!まともな人がいない!

前半~中盤ちょっと中だるみする所もあるけど、後半からの怒涛の展開がナンセンスで笑えたり引いたり。

 

本当に酷い(褒めてる)展開で、映画開始しょっぱなから

-パパとしたことある?-

とはじまり、ラブホで家出女子高生の援交の場面しかも父と娘の近親相姦。おまけに娘は父に「早漏早漏10万!」と罵るし。

父はいきなり謎の男に頭を割られる。

いじめられっ子の息子の家庭内暴力しかも布団叩き。

母は売春したかと思えば、注射器出しておクスリ

家に居ついた謎の男と母が絡んだかと思えば胸を触り出し母乳ジワジワピューピュー搾乳が始まりました。このシーンはビュービューの効果音が酷過ぎてちょっと引いたw音が相まって衝撃的で。

父は息子のいじめられてる場面を追いつつ、口論になった元同僚の女性(中原翔子)をレイプして死なせてしまう。その後、全裸の死体を担いで家に持って帰ったと思えば、死姦しはじめる。そしたら死体が脱糞したり、死後硬直で抜けなくなったりで母を呼ぶ。

母はまた搾乳。傘が要る程搾乳。

助けを求められた母は大量のお酢を買ってくる。何に使うのかと思ったら、「体が柔らかくなるから」抜けるのでは?と思ったらしい。

無事抜けて夫婦の関係に変化が見られたところに、息子といじめっ子たちが家に押し寄せる。結束した夫婦で「祭りだ祭りだ」とフィーバーしながら、いじめっ子たちをバッタバッタと殺す。

「無香空間は香りを一切使用していない消臭剤です」

死臭に効くのでしょうか…?

(ちなみに、なぜか終始沖縄民謡がBGM。こんな内容展開なのに、そのギャップがなんとも言えない)

 

エンケンさんはこういうカルト映画に出演したり、こういう演技するのは知ってたけど、内田春菊さんは漫画家としての活動しか知らなかったので、女優業をしてる事にも驚いたし、何より裸!搾乳!でとにかくびっくり。

かなり人を選ぶ作品だけど、個人的には楽しめたので、この時期の三池作品もうちょっと探して見てみよう。