ほんたねの雑記ブログ

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「ドロ刑-警視庁捜査三課-」10話(最終話)感想

「ドロ刑-警視庁捜査三課-10話(最終話)感想

 

あらすじ

 

 前回13係に宣戦布告をしたケムさん。その真意は?と言うところで終わったけど、今回最終話の初っ端からかなり風呂敷広げてる感があって、60分で収拾つくのかと不安だったけどケムさんの過去が明らかに。

 煙鴉本名、北岡剛。虹の見える丘公園という工場跡地の分譲地に越してきた。しかし化学工場の残留物質により、最も汚染されていた一角に住んでいた北岡は息子を小児がんで亡くしてしまう。そしてその後、妻の美咲は自殺。

 息子の死と有害物質との因果関係を隠蔽されてしまったケムさんは、関係者宅に情報を盗みに入る。20年も一人で復讐の為に生きて証拠を集め続けてきたケムさんだからこそ、1話の「お前が俺を見つけた」に繋がるのね。最終話を見てから、また1話から見返したくなる。そしてケムさんは、斑目に対しては年齢的にも亡くなった息子さんを重ねて見てたのかもしれない。

 予告の皇子山の「係長の裏切り~」の下りまるで係長が黒幕(もしくは不正に加担してる)とミスリードさせられた。逆に係長は、不正を暴く機会を待っており、親友の愛した男である煙鴉を守ろうとしていた。そしてあのシーンは、13係総出の芝居。今回の数少ない笑えるシーンだった。

 皇子山妹の死は本当に自殺だった。皇子山の誤解を何故解こうとしなかったのか近しい人を自殺で亡くした人は自分を責めてしまう傾向にある。だからこそ、他殺かもとにおわせて罪悪感をなくそうとケムさん優し過ぎ、仏か。

 ケムさん死んだらどうしようかと思ったけど、生きててくれて良かった。病室から消えたと言うことは、またきっとどこかで煙鴉として会えそうな気がする。

 

 

今回の面白ポイント

・細面「頭文字、RAINBOW関係ないじゃん」

・ケムさんの身体能力高過ぎ。すごい跳躍力よ

・宝塚さんの皇子山ヘア?カコイイ!

・「かしこまりっ」

13係の大芝居の台本「鯨岡にホエール 煙鴉をおびき出せ大作戦!」脚本:班目、演出:宝塚ってw

13係本当にいいキャラ過ぎ。「馬鹿ばっかりだ」と言う皇子山もお約束のように尻画像を愛でると言う。

・「またやっぞ」グータッチ。これは続編フラグ?

・エンディングの病室でのイチャイチャもとい、班目とケムさんのやり取り。バーでの二人を思い出してほのぼのする。

 

 

キャラとキャストの良さ

・なんたって遠藤憲一演じる煙鴉がかっこよくて可愛くてたまんなかった。エンケンさんの近年の役で1番好きかもしれない。民王の泰山やドクターXの海老名先生やヤメゴクの勲さん、ブレイクのきっかけ?になった白い春のお父さんも好きだし、2000年代前半あたりのカルト映画のキテる役も好きだけど、ケムさん本当に大好き。これまであまり見られなかった茶髪のエンケンさんってのもレアだし。

・そして斑目。最初刑事としてこのキャラはどうかと思ったけど、成長していく様子を見れたし、バーでケムさんと和気藹々イチャイチャしてる場面も楽しめたし、人懐っこいキャラが良かった。

・あとは脇を固める13係のメンバー達も。良いバイプレイヤー揃い。野間口さんの細面、丸山さんの勝手田、江口さんの宝塚、板尾さんの左門、杏奈ちゃんの美希、そして稲森いずみ。良いバイプレイヤーが揃ってるとより面白くなる。

 

 

続編希望!

今期一ハマったドラマ、私のツボにどハマりだった。以下、ツボポイント

・刑事と泥棒という異色のバディもの(防犯意識がちょっと高まるし、豆知識も得られて、世代を問わず楽しめる)

・中盤までは1話完結。色んな泥棒にフィーチャーして面白い。終盤に向けては、煙鴉の本当の目的と係長が13係を作った理由が明かされたりとシリアスに。

・原作をベースにかなりオリジナルな設定が多いけど、愛すべきキャラクター達。13係のメンバーがキャラがたってて面白い。メンバー同士の絡みとか、コメディとして楽しめる。美希ちゃんの変化に至っては、今後もっと見たかった。

・音楽が良かった。特にOPとそのアニメ。サントラ欲しくなる位。EDもドラマの内容に合ってて良い。

・視聴率はそこまでではなかったかもしれないけど、是非続編を作って欲しい。脚本が林宏司さんだし、結構期待しちゃいます。Blu-rayBOX買おうかな

・ネットで見れる「オマ刑」やPR動画作ってくださってスタッフの皆さんのサービス精神に感謝です。本当に面白い作品でした。