伊坂幸太郎「死神の精度」
伊坂幸太郎「死神の精度」
映画化してるけど、知らなかった…
今まで私がイメージしていた死神とは違う死神、千葉。
ミュージックが好き。音楽とは言わない、ミュージックが好き。街のCDショップで試聴するのが楽しみ。
最近CDショップで試聴する人って少ないだろうから、もしそんな人がいたら…なんて考えると面白い。
以下、自分用覚書。ネタバレあり。
1. 死神の精度
大抵は「可」にするのに、最初の短編でいきなり「見送り」
これはもしや全編「見送り」になるのか?いや、そうではない。結局「見送り」は1のみで、以降全て「可」となっている。
2. 死神と藤田
この話は舞台化されてるんだよね。見てみたかったな。
ヤクザの藤田が調査対象。「死ぬ事より負ける事の方が怖い」
3. 吹雪に死神
これはクローズドミステリって感じで楽しめる。
毒を仕込んだのに何故真由子が死なず、幹夫が死んだのか…死神ならではの特性を使ったトリック?だった。
4. 恋愛で死神
唯一?死ぬ場面が描写されている。好意を持つ相手をストーカーから守る為に殺されてしまうという悲しい話。
5. 旅路で死神
ロードムービーみたい。
味方してくれた人は犯人グループではなく、同じく被害者だった。
6. 死神対老女
もし途中で思うところがあっても、とりあえずこの6まで全部読んだ方が良い!
1から6でかなり年月が経っている事が分かる。
1で見送りとなった一恵が本当に歌手となっている。そしてこの6の老女は4の朝美。
続編「死神の浮力」も読んでみようかな。