「大恋愛~僕を忘れる君と」10話(最終話)感想
「大恋愛~僕を忘れる君と」10話(最終話)感想
前回ラスト、尚が失踪したところで終わった。正直なところ、あの状態の尚では一人で暮らしていけないだろうから、真司たちと再会しないまま亡くなっていたらどうしようと思って最終回を見てみたが…
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・ずっと気になってた編集の水野さんの真意を知る事に。いくら良い小説を描いてもらうためとはいえ、あそこまで家の事(家政婦のような事や恵一の離乳食作りまで)をやるのはどうなのか。尚のメンタルにも影響しそうだし、お金を払って家政婦さんやヘルパーさんを雇った方が…と視聴者として思っていたが、水野さんがやはり好意を持っていたからなんだよね。
・薫が出た、人探しの番組…本当にあっさり見つかるとは。洗濯物の向こう側に居るはずだと分かってても、いざ顔が見えると込み上げて来るものがある。
・そして尚がどうやって暮らしていたのか。そうか、お金を持って診療所においてください、という事だったのか。
・個人的に突っ込みたくなったのは、尚のビデオカメラのバッテリーが満タンだった事。真司が見ようとした時に、いや絶対充電きれてるだろと思ったんだけどw まあ細かい事は良いか。
・海辺での真司と尚のシーン。OPの海辺を想起させられてジーンとした。「脳みそとアップルパイ」「もう一度、第一章から」と、真司が本を朗読するシーンで今までの事を思い出してくすりとしたり、切なくなったり。
・恵一が真司に言われたように尚に接する場面に胸が苦しくなる。「(呼び方は)けいくんで良いよ」「(お母さんは)帰って来るよ」というか、この年齢のここまで演技できるのすごいなー。
・ラストシーンの回想の音声がすごくしみる。良い最終回だった。
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このドラマは兎にも角にも主演の二人の演技に尽きると思う。
戸田恵梨香さんの演技が本当に良かった。病気で虚ろな様子、やつれていく感じ、表情も乏しくなっていく様が上手い。そして結婚式のあの笑顔。
ムロツヨシさんはこれまでコメディタッチな役の印象が強かったけど、良い夫役だった。そして2日後の日曜に「今日から俺は!」を見てギャップを楽しむw
それにしても、やっぱり公平パートはもうちょっと短くて良かったかな。最終回にああいう出し方をさせたかったからかもしれないけど、それにしても10話中3話くらいってのは長かったかな…小池徹平の演技は良かったんだけど。
もっと9~10話の内容をじっくり描いて欲しかった。そうはいっても良いドラマだったけど。そしてOP曲やback numberの曲も合ってた。
脚本は勿論、音楽が良いとなおさらドラマがグッと良くなるよね。
しかしだんだん、今期のドラマが終わりつつあって寂しくなるなぁ。
あと個人的にきになるのは「ドロ刑」と「今日から俺は!」かな。